【新唐人2015年05月12日】黒龍江省で陳情者が警察官に射殺された事件は、当局によって真相究明が妨害されてきましたが、ついに大きな進展がありました。2人の弁護士が当局に軟禁されていた被害者の母親と面会し、代理人になるよう委任されました。
謝燕益(しゃ えんえき)弁護士と李仲偉(り ちゅうい)弁護士は5月9日、被害者、徐純合(じょ じゅんごう)さんの義理の姉2人と会い、代理権の授与で合意しました。2人とも、徐さんの従兄と警察の示談は無効だと認めました。そのあと弁護士は当局の妨害をはねのけ、ついに徐さんの母親と面会し、代理人になるよう委任されました。
謝燕益弁護士
「被害者の母親に会いました。息子は無念の死を遂げたから、真相を究明してほしいとはっきりと言われました。当局の妨害に遭いましたが、それでも会いました」
11日の午前、弁護士2人は証拠を集めるため、地元の公安局に行きました。
謝燕益弁護士
「調査と証拠集めのため、今 公安局に来ています。政務処の王主任が対応しています。いくつか問題を話すと、王主任は上司に報告し伺いを立てました。我々は目撃者や現場の警官などの証言を求めています」
被害者の徐さんは陳情に行こうとして、警察官に射殺されました。事件は中国人の怒りを呼びましたが、その後、地元慶安県の副県長が殺人の容疑がある警察官を公に表彰したため、市民の怒りはさらに高まっています。
上海の陳情者 徐佩玲
「陳情は法律で許されています。妨害する理由はありません。陳情者は政府の敵対勢力扱いされています」
5月2日、45歳の徐純合さんは、慶安駅の待合室で、老いた母親と3人の幼い子供の目の前で、警察官に暴力を振るわれた上、射殺されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/05/11/a1196429.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)